富士・はやぶさの終焉


そしてこれが本当の見納めとなりました。9002レ回の東京機関区到着のシーンです


遠くから悲しい汽笛が聞こえカメラを構えました
2009年3月14日 札の辻陸橋



殆ど歩くようなスピードで、物悲しく東京機関区へ進入する9002レ回
2009年3月14日 札の辻陸橋



〔はやぶさ〕のテールマーク これが本当に本当に最後となりました
2009年3月14日 札の辻陸橋


平成21年3月14日、2レは大幅に遅延して東京へ到着しました。通常であれば東京駅で40分近くの間停車した後に品川へ引き返しますが、大幅に遅延したこの日は大勢のファンのため息と共に僅か10数分で品川へ向かいました。

札の辻陸橋からは東京機関区はそれほど良く見えません。しかし、公ではここからの景色が富士・はやぶさにとっては最後の場所となります。

その本当の最後の姿を見ようと小雨振る中行ってきました。大勢のファンがいると思いきや、私を含めて僅か数名が札の辻陸橋に佇んでいました。
しかも、機関区へ向かう姿を撮影していたのは私を含めて2名のみ。本当に寂しい最後となりました。

この日の夜、返却回送ということで富士・はやぶさ編成は九州へ旅立ったそうです。
また九州では早速リバイバル富士・さくらなどのイベント列車として走ったそうです。

しかし、私は返却回送やリバイバル列車は本来の姿とは認めません。
回送とは言え本務として東京機関区へ帰った9002レ回が本当の最後の姿と思っています。

この本当の最後の瞬間を見届けた数少ない一人として3枚の画像をここに記しました。



3月28日、29日のたった2日間だけでしたが2週間前にその任務を終えたヘッドマークが我々の前に再び姿を現しましした。毎週のように見てきたヘッドマークをこれだけ近くから見るのは初めてです。  
ヘッドマークが誕生してから今年で80年だそうですが、今まで見てきた中で富士・はやぶさのヘッドマークは一番心に残るデザインです。
今後は鉄道博物館に展示されることと思いますが、このヘッドマークを掲げて走るEF66の雄姿は永遠に私たちの瞼から消えることは無いでしょう。
2009年3月29日 新橋 鉄道歴史展示室



  

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